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cinema
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■ひなぎく
■地下鉄のザジ
■チェブラーシカ
■猿の惑星
■アメリ
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【ひなぎく】

1966年/チェコスロバキア映画/75分
[スタッフ]
監督:ヴェラ・ヒティロヴァ
脚本:ヴェラ・ヒティロヴァ、エステル・クルンバホヴァー
音楽:イジー・シュスト、イジー・シュルトゥル
撮影:ヤロスラフ・クチェラ
[キャスト]
イヴァナ・カルバノヴァー/イトカ・チェルホヴァー


もう、本当に大好きな映画です。
この映画に関して言えば、ストーリーとかはたいした問題ではないと思うんですが、あえてストーリーを説明するならばオンナのコ二人で、オトコをひっかけて歩く。わりとハチャメチャなかんじです。
カワイイんです。何かというと、カワイイんです。でも、カワイイイだけではないんです。
おえらいさんのパーティー会場でテーブルを踏みつぶしてギャル2人ではしゃぐシーンがとても好きです。
たまたま吉祥寺バウスシアターの前を通りかかったらやってて、なんとなく入って観たら、めちゃめちゃツボにハマった映画です。

「どうしてオトコは愛してる、というかわりに卵と言えないんだろう」

「ナニが怖かったかわかる?私たちの見えないものよ」

「踏みつぶされたサラダだけを可哀想と思わない人々に捧ぐ」

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【地下鉄のザジ】

1960年/フランス映画/93分
[スタッフ]
監督:ルイ・マル
原作:レイモン・クノー
[キャスト]
出演:カトリーヌ・ドモンジョ/フィリップ・ノワレ/ヴィットリオ・カプリオリ

なんともキュートな映画です。高校生の頃、美術の授業で見せられたのですが、思わず真剣に見てしまいました。
とにかく、ザジ役のカトリーヌ・ドモンジョがカワイイったらありゃしませんから。オカッパ頭に、オレンジ色のハイネックにグレーのプリーツスカートだなんて小粋過ぎます。
休みに一人パリの叔父さんの家にやってきた少女ザジ。地下鉄に乗るのを楽しみにしていたのに、この日に限って地下鉄がストライキキをおこしていて乗れずじまい。がっかりしつつも、街を歩きまわるザジ。街はストのせいで大パニック…てな内容なのですが、起こる出来事がなにやらむやみに理不尽なんです。
楽しくテンポ良く見れますが、微妙に哲学チックでたまにうなる。

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【チェブラーシカ】

2001年/ロシア映画/64分
[スタッフ]
監督:ロマン・カチャーノフ
原作:エドワード・ウスペンスキー
『チェブラーシュカとなかまたち』(新読書社)/(1969・71・74年)

ロシアでは国民的人気の人形劇アニメらしいです。日本で言うところの、ドラえもんとかサザエさんみたいなかんじ?いかつい顔したオッサンも、チェブラーシカという名前を聞いただけで、顔がほころぶらしいですからね。
南の国から輸入されたオレンジの箱の中で、スヤスヤ眠っていた、ナゾのイキモノチェブラーシカ。なんだよ!その上目使いは!てかんじで、顔もほころぶかわゆさです。
なんといっても、ナゾのイキモノなので、動物園にも入れてもらえず、ひとりぼっちで途方にくれるチェブラーシカ。
同じく一人ぼっちだったワニのゲーナとかと知り合う前は、電話ボックスでひとりでコマ回してんの。うっわーーー、コマて!かーわーいーそーうー。とってもいい子なのにな。
ストーリー自体はわりに普通なこども向けに近い道徳的でほのぼのな内容なんですが、音楽とか、どことなく懐かしいかんじだったり、なんかもう、色づかいとかがすごく好みでした。
それに、なんといっても、そんな汚れのない瞳で見上げられたら、なんだかもうすべてを許してしまいたい気持ちになっちゃうね!
やっぱり、カワイイっておトクな才能だわよ。

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【猿の惑星(シリーズ)】

1968年〜/米映画/1時間52分(一作目)
[スタッフ]
監督:フランクリン・J・シャフナー
[キャスト]
ジェームズ・ホイットモア他

リニューアル版なんてダメダメ。ダメ、絶対。やっぱオリジナルでしょー。
中学生ぐらいの夏休み、夜中にえんえんやってたのをとばしとばし観ていたのですが、ちゃんと通してみたのは初めてでした。
シリーズ一気に5本見たんですけど、1本目でやめときゃよかったのに…なんて気もチラホラ。まあ、3本目はちょっとおもしろかったですけどもね。
コーネリアスとジーラが途中で死んじゃうのにビックリ。てか、3本目までで主要人物がほとんど死んでしまという事実に仰天ですから。思い切ったよなあ…。
やあ、でもやっぱ1本目とかは秀逸だよね。続編も出したくなるわなあ。それでも5本見れたてことはそこそこ夢中にさせてくれたのでしょう。
おもしろいよ?夢中だよ??

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【アメリ】

2001年/フランス映画/121分
[スタッフ]
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
製作:クローディー・オサール
脚本:ギョーム・ローラン
[キャスト]
オドレイ・トトゥ/マチュー・カソヴィッツ他

こんなの、女子ならば皆大好きに決まってます。(そうでもない女子はごめんなさい)
なんてカワイらしい色調。緑色の部屋に赤色の家具が映えるのなんのって。全体的に色使いがLOMOっぽいよね。…LOMOっぽいて表現がどう伝わるのかわかりませんが、なんか自分の中ではそんなイメージ。
サエナイ女子が、ひょんなきっかけから人助けに恋愛にとハッスルしちゃうわけです。また、冷静に考えてみたら相当暗い幼年期を、なんてポップでシュールに描いてしまうのでしょうか。 なんとまあハッピーかつキュートな映画なのか!それでいて、ちっとも押し付けがましくないし。
手の届く範囲の、ものすごく小さな世界のお話なのに、こんなにワクワクできてしまうのがステキだ。

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